ロッキン神経痛のブログ

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メキシコ旅行記-エターナル総書記とメキシコ現地指導に行った話

 キューバのついでに、エターナル総書記とメキシコに行った話をダダーッと書こうと思う。メキシコは、機会があればもう一度ゆっくり滞在したいと思った国だ。キューバはもう当分いいや。

 

 

 キューバ現地指導を終えて日本に帰国する途中、僕達はメキシコシティで2泊することにした。メキシコ滞在が決まった時、インターネットでメキシコがいかに恐ろしい国かという情報を嫌という程見聞きしていた僕は、空港から出たが最後、マッハメキシコ土人に殺害され、漫☆画太郎作品のように「死~~ん」なんて効果音付きで人生打ち切りになるんじゃないかという不安で心がいっぱいだった。

 

 だがしかし、百聞は一見にしかずとはよく言うものだ。実際のメキシコは、いや少なくとも首都メキシコシティは、とても綺麗で平和な街だった。過剰に身構えていた分、拍子抜けした僕は、メキシコシティ中心部の洗練されたホテルに泊まり、久々に資本主義陣営の高品質なサービスを受けて感動しながら眠った。次の日、エターナル総書記に前日ツイッターでコンタクトを取ってきたという、メキシコ人の青年に急遽会う事になった。メキシコという異国の地でも発揮されるその影響力に、「アルファツイッタラーってすごい。」僕はそう思った。

 

 僕達は、有名なソカロという広場で合流した。メキシコ人でありながらも、生粋のラブライバーであるというダニエルは、電車で30分の距離からわざわざ来てくれたそうだ。僕が、メキシコの印象が予想を良い意味で裏切る素晴らしいものだという事を伝えると、ダニエルは 「メキシコ全体で見ると、画太郎先生の描く面白い漫画みたいに首がちぎれ飛ぶような、ハイパーデンジャラスな国境付近の街もあるし、メキシコシティみたいな安全な街もあるんだよ」 と言っていた。確かに平和な日本にも、あいりん地区や歌舞伎町のような治安の悪い街だってある。メキシコは治安の地域差が、より激しいだけのことだと理解した。まあそれでも、正規の軍隊がマフィアに転職する国と、平和ボケ国家日本を比べる事自体ナンセンスだろうけど。ちなみに会話は全て英語だったので、ニューホライゾン英語マスターの僕は、その大半をニュアンスと表情で読み取っている。だって聞いても分からないし、それなら感じるしかないもん。最終的には「アイムハッピー!イェイイェーイ!」とでも言っとけばワールドイズマインなのだ。

 

 さっそくダニエルにメキシコを案内してもらう事になったが、僕達が滞在出来る時間は限られている為、我々共通の接点“オタクカルチャー”をテーマに絞り、気になっていたスポットへと行く事にした。それが通称“AKIBAビル”として知られるメキシコ屈指のオタクビルディングだ。ちなみに通称なんて言っちゃったけど、正式名称は知らない。

 

 ダニエルの先導で歩き出したと思ったら、10分程で目的地にすぐに着いてしまった。アキバビルの前には、いくつも旗が下がっていて、おそらく版権絵ではないポケモンのカスミが笑っていた。ビルの1階はスマホ売り場になっており、そこからエスカレータで2階に上がると、そこは確かにAKIBAの名前を冠するにふさわしい光景が広がっていた。

 

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 そこには、日本でも希少価値が高く、簡単には手に入らないだろうと思われる年代物のウルトラマンフィギュアがズラッと飾られた本格的な店から、漫画家育成教室にアニメクリエーター育成教室と様々な店がひしめき合っていた。いいじゃなーい!ジャパニーズオタクカルチャーなかなかやるじゃなーい!やっぱり異国の地で、自分の国の文化がもてはやされている様は見ていて嬉しい。しかし、そんな風に興奮したのもつかの間、次のフロアに移動すると、違法コピーのDVDやゲームが、K-POPの缶バッチと一緒に堂々と売られていたり、ネットで拾ってきたような画像を引き伸ばしてポスターにしている店がズラっと並んでいて脱力した。中でもキーホルダーやアクセサリー屋は、品揃えも日本以上に豊富なのだけれど、どれひとつとして正規品ではない事が見て取れる。総書記によれば、他国で売られている偽アニメグッズの類は、大半が中国で生産されて輸入されているとの事。クールジャパンだとか国内でもてはやされているけれど、実際は商売上手の中国人に、目が届かない所で良いように利用されていて、大きな需要があるのにそれを活かせていないあたり日本人らしいなと思った。異国の地で何ともし難い、もどかしい気持ちでいっぱいになった僕は、ビルの8割は占めているだろうコピー商品やノーライセンス商品を物色しながら、こんなチープなグッズで日本を勘違いされてもらっちゃ困る!と憤った。そして僕は、怒りに震える手でムーンステッキのキーホルダーを。総書記は、けいおん絵がプリントされたコテコテのオタバッグを購入した。チープだけどそれ故安くて買いやすい、中国人の商売ってすごいと思った。

 

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ビルの前にはレイヤーさんも居た。


 その後、ビル最上階のフードコートで寿司を食べたのだけれど、全く期待していなかっただけに普通に美味しくて驚いた。前日ホテル近くの寿司屋で食べた「アーモンドアボガドロール」の200倍は美味かった。他のメニューも頼んでみようとメニュー表を見ると“TAKOYAKI”との文字があったので頼んでみた。メキシコで食べるたこ焼き、楽しみだ。具はちゃんとタコなんだろうか?やっぱりそこは独自性のある具の入ったたこ焼きなんだろうか。ワクワクしながら待っていると、コレジャナイたこ焼きが出てきた。確かに、間違ってないんだけど、コレジャナイ!

 

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名前は合ってるけど合ってない、コレジャナイタコヤキ。

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アーモンドアボガドロール、全ての食材が分離して吐き気を促す奇跡のSUSHI。

 

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 アキバビルの寿司、見た目どおりのしっかりとしたものだ。

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メキシコの地で板前をやる青年達、観葉植物がちょっと邪魔だぜ!

 

 ほとんどアキバビルの話だけで埋まってしまったけれど、ダニエルにはその後3時間も街を案内してもらったりと大変お世話になった。髭の似合う、優しいラブライバーだった。こっちが引くくらい声優(徳井 青空)の情報を教えてくれるのが玉に瑕だけど。いつか徳井さんと結婚できるといいね。

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近いうちに日本に来る時は、こっちがおもてなしをする事を伝えて笑顔で別れた。またメキシコ来たい、主に良い人との出会いのおかげで、そう思える旅だった。Gracious! Hasta luego!

以下メキシコで撮影した写真を載せておわり!

 

↓メキシコについての総書記の記事もどうぞ↓

kelog日記 メキシカンラブライバー現る!

 

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