読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ロッキン神経痛のブログ

脳みそから出るアレをこぼさずジップロック

炎上したら、油を注ぐのをやめて全方位土下座しとけ!

 インターネットには炎上という言葉がある。いつ頃できた言葉なのかは知らないけれど、現象自体は10年以上前にネットアイドルTERUMIのホームページにて歴史に残る大火事が観測されたと郷土資料館に展示されていたので、少なくともその頃からは存在していたようだ。当時紅芋チップスというお菓子をこの火事で知った人も多かったことだろう。それにしてもネットアイドルという素敵な言葉、気づけば死語になり全然聞かなくなってしまったのが悲しい。ちなみに僕が中2の頃、熱心にホームページに通っていたネトア(ネットアイドルの略だよ☆)は、滋賀県に住むという女子高生で、僕は熱烈に掲示板に思いを書き込みまくるなどして応援していたんだけれど、あるきっかけで熱が冷めた後の大賢者タイムときたらその熱量に比例してそれはそれは酷いものだった。しかしこの思い出箱を開け始めると、話が横道脱線崖下垂直落下するのでまた別の機会にしたい。

 最近僕が見ているのは、TERUMIのような勘違いちゃんを叩いてやろうという炎上ではなく、ブログやツイッターでの不用意な発言による炎上。火種は様々だけれど、時にその火事の中心となった人物が、思考停止したのか認知に歪みが生じているのか、炎上した炎にガソリンを注ぎ続けるのをやめないことがあって、僕はその状態をファイアーエンドレスと呼んでいる。

 ファイアーエンドレスには決まりのパターンがいくつかあるのだが、よく見かけるのが、(1)炎上の原因が分かっていながら、開き直って主張を続ける。(2)俺は正しいのだから燃える事自体が間違っていると主張する。(3)誰も理解できない俺理論を振りかざして、理解できない人間を馬鹿にしつつ勝利宣言する。(4)それでも分が悪いと思うと論点をずらして言い訳する(が大抵延焼する)といったもの。僕はこうやって燃料補給の繰り返される無限炎上を見るたび、怒りや哀れみではなく、恐怖を感じてしまう。

 原因はともかく、自分が燃え続けているのがなぜか理解できないのか、理解ができたとしても、それによって起こる他者の反応が予想できないからなのか、圧倒的多数に向かって終わりのない煽りと無差別乱射を続ける。最終的には誰にも相手にされなくなり、火事場が燃え尽きて瓦礫の山になっただけであることにも気づかず、一人で勝利宣言とかしちゃう。その一連の流れを見て、その異常な視野の狭さと、自分の主張をどこまでも疑わない精神状態が僕には大変恐ろしいものに映る。「どうしてそこまで自分の主張の正しさを信じられるの?一体どんな世界が見えているの?この人怖い。」と思うと同時に、もしかしたら僕自身もそんな狭い認識の世界観を持っていて、すでに他人との重大なズレが生じているんじゃないか、という想像をして不安になってしまうのである。

 それでも小心者の僕は、自分が炎上しようものなら、すぐに周囲にジャンピング土下座をして、「炎上したので謝罪してみた」というタイトルで、ニコニコ動画に再生数10マイリスト1コメント1の糞動画をアップロードするに違いないと思うのでファイアーエンドレスにはならないとは思う。

 ネット上でも日常でも、もし他者から見て明らかに筋の通っていないような主張を僕が始めたとしたら、僕は自身でそれを認知できるだろうか。もし炎上を続ける彼らと同じように、自身のズレを認知できなくなったら、醜態を晒し続ける前に、誰か僕に止めを刺して欲しいと思うのである。ただ、もしできれば、頭をヨシヨシと撫でてもらいながら優しく言い聞かせる形で止めを刺して欲しい。そして、できれば滋賀県に住む現役女子高生で、かつ彼氏との2ショットプリクラをホームページに上げない人がいい。該当するという介錯人は連絡をください。僕はいつでも待っています。

 

今週のお題「年内にやっておきたいこと」