ロッキン神経痛のブログ

脳みそから出るアレをこぼさずジップロック

脳のブレーキをぶち壊したい話

 脳のブレーキが効きすぎてる。それが僕の悩みの一つだ。常識と理性の檻に囚われているうちは何も面白いことは起きはしないと分かっていても、遺伝子レベルに染み付いた本能で、危険と不安を回避しようとする傾向が僕にはある。
 
 昔深夜の馬鹿力で、立川談志が笑いについて、誰しも子供の頃にあった、支離滅裂意味不明の思考と発想こそが根源であると言っていた。夢のように前後も空間も飛び越える異常、もしかするとそれこそが普通の状態であって、この世界は作られた常識によって普通が隠されているだけなのではないかと言っていた。
 
 その通りだと思った。どいつもこいつも、口癖のように何か楽しいことねえかな?などと繰り返しながら皆気づいているんじゃないか?自分の中のどこかに眠っている、支離滅裂意味不明の根源的な何かに気づいている癖に見えないふり。常識を知っているふりしてマトモをとり繕ってるだけなんじゃないか。
 
 もっと人間は面白いはずだ。何かとんでもないことを人間は隠しているはずだ。そんな期待を、自分ではない他人や作品なんかに向けて、肝心要の自分を見ていないんじゃないか。もったいない、もったいない。
 
 ブレーキをぶち壊す、そのための鍵がどこかにあるのだ。それは狂気だったり、中二病であったりするのかもしれないが、僕を根源に近づける何かが。あとちょっと、もうちょっとで掴めそうなのだけど。