ロッキン神経痛のブログ

脳みそから出るアレをこぼさずジップロック

貧乏、腹立つ、スルメ食うダイエット

 半年程前から、ふくよかになりつつある身体に危機感を持って、目標-5キロを目指して流行の低糖質ダイエットをしている。最近徐々に成果が出てきたのか、今朝計ったらもう残すところ目標体重まで1キロといったところまできていた。ただ、巷で言われるほどこのダイエット法は楽ではなかったし、何度も挫折をしかけた。というのも、炭水化物を抜いてみて初めて分かったのだけれど、炭水化物抜きの低糖質な食事というのは、全然満腹感がないのである。胃袋がいっぱいになっている、という感覚はあるけれど、どんぶり飯をかき込んだ後のような、お腹パンパン!はぁ喰った喰った!つまようじシーハーシーハー!状態には、どれだけ食べてもならないのだ。

 

 この現象を不思議に思って調べたところ、これまで慣れ親しんできた炭水化物中心の通常の食事では、糖質で急激に上がった血糖値を抑えるために大量分泌されたインシュリンが、脳みそに直接満腹感を叩きこんでいた、らしい。要はあの満腹感は、インシュリンによる擬似的な満腹感だったということ、らしい。細かい作用や仕組みは知らないので、詳しくはインシュリン氏に聞いて欲しい。


 とにかく満腹感を得る方法はないのか、ひもじくてひもじくて震える、とネットで助けを求めたのだが、「こればっかりはどうしようもない」「炭水化物の奴隷よ、苦しみに耐えなさい」との回答しか得られなかった。我慢出来るならこんな所に書き込んではいないだろうよ。ともかく理性で拒否しても身体は正直なもので、あの満腹感を求めて、気づいたら深夜にカップラーメンをモリモリ食べてしまったこともあった。これではいかんと、とりあえず口寂しい時に食べる用に低糖質な食品を買い集めたのだけれど、一番食べ応えがあって、なおかつ口寂しさを誤魔化す効果があったのがそう、スルメだった。

 

 チーズやナッツでも良いのだが、絶対量が少ない上に飽きやすい。その点スルメはしゃぶればしゃぶる程味が出てくるし、かなり腹持ちも良くて低糖質ダイエットにはもってこいだった。しかも値段も安くてコスパに非常に優れている。唯一デメリットをあげるとしたら、暇さえあればくっちゃくっちゃ食べているので、部屋が非常にイカ臭くなるということ。そりゃスルメはイカなんだから当たり前なんだけど、成人男子の部屋に立ちこめるイカ臭というのは、それだけで人から白い目で見られるという理不尽が世の中には存在しているのだ。実際、友人は「いい歳していい加減にしろ」などと言って、借りに来たスターウォーズも持たずに出て行ってしまった。意味が分からないって子は、今度夕食の時にお父さんに聞いてみよう。

 

 

よっちゃん食品工業 網焼するめ 30枚
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